ダグラス・マグレガーのX理論、Y理論

[X理論の前提]
1.普通の人間は生来仕事がきらいで、なろうことなら仕事はしたくないと思っている。
2.この仕事はきらいだという人間の特性があるために、たいていの人間は、強制されたり、統制されたり、命令されたり、処罰するぞと脅されたりしなければ、企業目標を達成するために十分な力を出さないものである。
3.普通の人間は命令される方が好きで、責任を回避したがり、あまり野心を持たず、何よりもまず安全を望んでいるものである。


[Y理論の前提]
1.仕事で心身を使うのはごく当たり前のことであり、遊びや休憩の場合と変わりはない。
2.外から統制したりおどかしたりすることだけが企業目標達成に努力させる手段ではない。
3.献身的に目標達成につくすかどうかは、それを達成して得る報酬次第である。報酬の最も重要なものは自我の欲求や自己実現の欲求の満足であるが、企業目標に向かって努力すれば直ちにこの最も重要な報酬にありつけることになりうる。
4.普通の人間は、条件次第では責任を引き受けるばかりか、自らすすんで責任を取ろうとする。
5.企業内の問題を解決しようと比較的高度の想像力を駆使し、手練をつくし、創意工夫をこらす能力は、大抵の人に備わっているものであり、一部の人だけのものではない。



Y理論のような人間でいたいものですね。